キンモクセイが揺れる頃

キラキラした存在にただただ憧れる.推しは世界に優しいです.このブログに登場する「女」は全てわたし自身のことですので悪しからず.

半世紀へのエントランス

 

 

日産スタジアムのライブに行った。

一週間天気予報と睨めっこする日々だった。

 

降水確率が40%になって喜んでいたのに

前日には17時80%になった。なんでやねん。

 

100均で雨ガッパを買った。

(ポンチョ型は身動きが取りにくいので、こういうイベントの際は避けた方がいいと後に学ぶ)

 

 

スタジアムは広くて大きかった。

グッズの事前販売はとても良いアイデアだと思う。

時間指定で取りに行かなければならないため、分散して客が集まる。

買ったTシャツを着るためにトイレに入りたいので

ギリギリに入場する人が減るのでは?

列もスムーズに動いたし、支払い済みなのでお金を払うのにもたつくこともない。

グッズを買ったついでに、トラックの写真を撮ることができるという動線の確保もスムーズだった。

でも、売り場の場所が分かりにくかったので事前にどの辺か教えて欲しかったな、とは思う。

 

 

15時開場、17時開演。

一番すべきだったのは腹ごしらえだった。

途中でめちゃくちゃお腹すいた。次回以降留意すること。

 

 

以下ネタバレあり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オープニングに終わりなき旅がきた。

初っ端から飛ばしている。

前奏で気持ちがぶち上がるのは最高だ。

 

自分ごとだけれど、仕事を辞めた。

もっと大きなはずの自分を探す、終わりなき旅。という言葉は刺さるものがあった。

私の歌かと思う。

歌詞で聞くと壮大なのに、自分のことだと思うと何だか陳腐に感じてしまうけれど、

まぁ、大きなくくりで言えばそういうことだったのかなと思う。

私はとても気分屋なので、

もっと大きなはずの自分を思うこともあれば、まぁこんなもんよねと思うこともある。

でも、今はもっと大きなはずの自分を探して一歩を踏み出したところなので、

少しくらい信じてやってみたかったことに手をつける人生を始めたいと思う。

一曲目から背中を押された気分だった。

 

声を出せないことがもどかしい曲もいっぱいあった。

イノセントワールドの合唱が聞こえないのは寂しい。

シーソーゲームの合いの手もなかった。

でも、絶対に心の中で叫んでいるであろう同士しかいない空間も面白いなと思う。

 

イノセントワールドが6月の歌だってこと気づいてなかったので、

雨が降ってた方がよかったな、というような歌を歌います。

のフリで何を歌うか気づけなかったので、自分もまだまだだな、と思いました。

 

 

ハッと息を飲んだのは、車の中で隠れてキスをしよう。だ。

まさかすぎた。

座っていい?と桜井さんが言って、

みんなも座りたかったらいいよ、あれ、座らないの?

じゃあ立って歌おうか…いや、やっぱり座っていい??

座ってた方が曲に合うから。(ニュアンス)

 

と言った時点でなんか…え?まさか?の空気があった。

田原さんのギターでぎょえーっとなる。

ギターとキーボードだけのシンプルな演奏で、でもめちゃくちゃえろい。

えろいアルペジオだった。もっといい表現を見つけたいけど、なんかえろい、と思ってしまった。

ちょっとの雨と、切なさで胸がいっぱいになった。

 

 

 

その後、ジェーンとナカケーさんも花道を歩いてきて、合流してsignをやったのだけど、

肩組んで2人が歩いてきたら、ナカケーさんのベースがない!!ってなったの面白かった。

何しにきたん?笑

signは小学生の頃バスの中のカラオケみたいなので私が音痴を晒した恥ずかし思い出のソングなのだけど、

改めてめちゃいい曲すぎて沁みた。

ミスチルの歌は大好きだけどキーが合わなすぎて歌えないのが寂しい。

一人カラオケで楽しませていただいております。

 

 

後半戦は、やばい曲(私の中でです)のオンパレード。

LOVEはじめました、めっちゃ久しぶりに聴いたけど、これまた前奏でぎゅーんと来た。

映像も相まって、ほんとやばい曲ですわ。

みんながピース掲げるところほんと面白い。そんな曲じゃないけどピースするよな。

私も自然にした。

LOVEはじめました。そいつで大きくなりました。ってよく考えたらどういう意味だろう…?

と思うのだけど。去年より美味しくできました。と続くところが好きです。

 

そんでフェイク。

昔は過激だな、と思っていて何だか恥ずかしかったのだけれど、

これは年齢を重ねたからなのでしょうか、ホックを外すくだりが好きです。

代用品でしかないことについて考えていたことがあるので

よくよく聞くとなんか、そうかぁ。と思います。

ちょっと、いい風にみられたいと思って猫をかぶることと、まがいものは同じ意味なのかなと思ったり。

こういう考え事は好きなので、また考えたいな。

 

 

最後のギフトも良かったな。

アンコールのエソラも良かった。

 

 

 

ここで、今日の降水確率のフリが盛大に効いていて、

夕方からの降水確率は上がっている。

心さえ乾いてなければどんな景色も宝石に変わるんだぜー!

 

で始まるエソラ。かっこよかった。

今日のための歌かと思った。

狙って作ったんですかね???

 

最高でした。

 

 

 

 

さて、ミスチルで一番好きな曲は何ですか?

と聞いて、HANABIと答えるのは新規。と思っていた私をぶち抜いたHANABIの演奏が次に来ます。

気がつけば結構前の曲だったし、改めてめちゃいい曲やんってなった。

マウントを取ろうとしてすみませんでした。

 

私はミスチルの、ちょっと余裕のお相手設定と思われる曲が好き人間なので、

simpleの考えすぎねと笑う君も

youthful Daysの悪戯に笑う君も

HANABIの暗いと茶化して笑う君も 

replayのこんなわがまま言うのも久しぶりねの君も

だいすきで、

憧れの女性像であり、憧れの恋人像でもあるので

久しぶりに聞いて、めちゃいいやん。となりました。

 

 

さて、お気づきの方もいるかと思いますが、

最近の曲全然聞いてなかったので

新しい曲もちゃんと聴こうと思いました。

ミスチルは進化していた。

 

両隣が腕組みで聞く派だったので、ノリノリになるのに恥ずかしさを覚えたりしたけれど、

その恥ずかしさもまた、懐かしいものだったり、

自分が楽器を触るようになったので、

田原さんやナカケーさんの指運びとかみて、あがったりしていた。

それはちょっと自分が進化したところと思いたい。

エフェクトぎゅいんぎゅいんしてる足元とか見て沸いた。全然わからんけど。

ぎゅいんぎゅいんしてることだけはわかって、それだけで痺れた。

我ながらチョロい。笑

 

 

 

最後に、次に会う時には

マスクなしで、一緒に歌おうね。

と言われたことが刺さりすぎて、涙が出た。

イノセントワールド一緒に歌いたかったです。

ただいま、おかえり。したかった。

桜井さんは、そういう日がちゃんと来ることを信じているんだな。

という言葉に聞こえました。

 

誰かが言葉にしてくれるのって強い。

もう無理なのかも、と思ってしまっていて、

諦めモードだった私も、次は一緒に歌えるかもと希望をもらえた瞬間でした。

 

 

また、次の機会に。

雨、ラストまでほぼ気にならなかった。

音楽に愛された4人のおじさんと、気づいたら共に歳を重ねていた私の話。

30周年、おめでとうございます。

…私も、もうすぐ30周年だわ。同級生だね。