お勢、断行
めちゃくちゃ恥ずかしい話がひとつ。
「おいせ」だと思ってた。なんかしらんけど。
全然「いせ」さん出てこんな…と思って見てた。笑
途中で、あ。と思うに至りました。
いやはや、恥ずかしい限りです。
こういうお話の作り方もあるんだな、と印象的な話でした。
なんの話かわからない導入があって、
え?なになに??
と思ってたら時が戻って、
前段階の話とか、並列に起きていたこととかが
ちょっとずつ暴かれていく。
立ち位置を変えることで、
一方その頃感があったり、
そことそこの時系列そんな感じだったの?
となったりするのが面白かった。
最初なんのこと言ってんのかな〜?
と思いながら聞いていた時と、
なんと、その話だったの!?と思いながら聞くと
同じセリフでも感じ方が違う気がして面白かった。
莉子ちゃんのストレートプレイみたい!
と思って取ったチケットだったけど、
!
知ってる!!!
って方もたくさん出ていて面白かった。
倉科さんはガラスの動物園ぶり。
当たり前に全然違う人みたいだった。
かっこいい。。。
さて、莉子ちゃん演じる晶ちゃん。
怖すぎましたね。
世の中にある純粋とか純朴とか、
そういうもの全部嘘なんじゃないかと。
そんなもの存在しないのかもしれない
と思ってしまいました。
操られているようで操っていたというか、
なんというか。
めちゃくちゃ暴れる父親のこと知ってただろうに
自分だけは絶対大丈夫だと思っているところとか、ラストシーンとかとか。。。
可愛い子には裏がありますね。
この子が恋をしたら怖いことになるだろうな、
というのと
このお父さん絶対許さんだろうな
というのでまた物語の可能性を感じるなどしました。
しかし、あまりにも簡単に人が死ぬのでびっくり。隠そうとすればするほど死体が増えるのはなんの皮肉でしょうか。
ポストトークで堀井さんという方の緊張ぶりが可愛かった。おちゃめ。莉子ちゃんがまぁ落ち着いていること。肝が据わってるわ。
楽しい夜でした。
3階席でもとてもよく見えました。
いい劇場だわ。